Midjourney 料金と無料代替ツールを完全比較するAI画像生成ガイド2025年版

AI

はじめに
友達へのSNS投稿用イラストも数秒で作れる
そんなAI画像生成が身近になった今、
「どのサービスを選べばいいの?」と迷う人も多いはず。

このガイドでは初心者にも分かりやすい言葉でMidjourneyの料金と、
無料で使える代表的ツールをまとめました。

読み終えたあとには、あなたの目的にピッタリなサービスがすぐに分かります。


1. Midjourney無料トライアルが終わった理由と現在の裏ワザ

Midjourneyは以前、新規ユーザー向けに「10枚だけ無料でお試しOK」の枠を用意していました。しかし2023年3月ごろにこの制度は終了。その背景には以下の理由があります:

  1. サーバー混雑 – 1日で何十万人も殺到し、GPUの順番待ちが発生。有料会員の速度が低下した。

  2. フェイク画像問題 – 無料アカウントを量産し、有名人のディープフェイク画像が大量に流出。ブランドイメージにダメージ。

  3. コスト増大 – GPU利用料がかさみ、無料で無制限に生成されると赤字が拡大する懸念。

1‑1. 一度だけ復活した「ウェブ版テスト」

時系列

  • 2024年春:宣伝目的で48時間限定の無料キャンペーンを実施

  • 開始直後:SNSで拡散し、アクセスが急増

  • 24時間後:ディープフェイクの悪用報告が増加

  • 予定前倒しで終了:悪用対策としてキャンペーンを早期終了

結果
キャンペーン以降は事前告知なしの短期無料枠が不定期に出る程度。現在、常設の無料枠は一切ありません

1‑2. 公式で残る唯一の無料ルート

  • niji・journeyアプリ(iOS/Android):アニメ・イラスト特化モデルを20回まで無料体験可能。Web版Midjourneyとは別アカウント。

  • 体験後は自動的に有料プラン画面へ遷移。追加の無料延長はありません。

ポイント
「まずはMidjourneyを触ってみたい」場合はniji版の20回体験のみが最後のチャンス。気に入ったら有料プランへの移行を検討しましょう。


2. Midjourneyの料金プランまとめと選び方

MidjourneyにはBasic / Standard / Pro / Megaの4プランがあり、年払いにすると約20%オフになります。プランが上がるほど、生成の速さや機能が充実します。
Fast GPU=速さ重視/Relax=枚数無制限でコスパ重視

プラン 月額 年払い月額 Fast GPU時間/月 Relaxモード Stealthモード おすすめユーザー
Basic $10 $8 3.3時間 × × 少量のテスト・宿題用途
Standard $30 $24 15時間 無制限 × SNS投稿を日常的に行うクリエイター
Pro $60 $48 30時間 無制限 副業イラストレーター、機密デザインが必要なプロ
Mega $120 $96 60時間 無制限 広告代理店や大量生成が求められる法人向け

2‑1. Fast GPU TimeとRelaxモードの違い

  • Fast GPU Time:優先的に高速処理。数秒~1分で生成完了。ただし使い切ると翌月まで回復しない。

  • Relaxモード:低優先度で待ち時間は5~15分程度。生成回数は無制限でコストパフォーマンスに優れる。

  • 追加購入:Fast GPU時間は1時間あたり$4で追加購入可能。即時反映。

2‑2. Stealthモードとは?

無料プランやStandardプランは、生成した画像やプロンプトがコミュニティギャラリーに公開されます。Pro以上では「Stealth / private」コマンドで非公開に設定可能。クライアントワークや社外秘案件には必須の機能です。

2‑3. 料金を抑える3つのコツ

  1. 年払いで契約:最大20%オフを活用。

  2. Relaxモードをメインに:Fast時間はサムネ制作など重要な時だけ使用。

  3. チーム共有:1つのProアカウントを共有し、Stealthで非公開運用(規約内で利用可)。


3. 無料で使える主要ツール比較

AI画像生成を無料で始めたい場合、用途やスキルに合わせて以下のツールを検討しましょう。

3‑1. Stable Diffusion (AUTOMATIC1111)

  • コスト:完全無料・無制限

  • スペック:VRAM8GB以上のNVIDIA GPU推奨

  • 特徴:細部まで制御可能(LoRA、ControlNet、in-painting)

  • 導入:Gitインストール→A1111クローン→モデル配置→起動(約15分)

  • おすすめ:高性能PCを使いこなく自作環境で自由度を追求するクリエイター

3‑2. DALL‑E 3 (Microsoft Copilot / Designer)

  • コスト:Microsoftアカウントで実質無制限(高速ブースト15回分/日)

  • 特徴:画像内のテキスト描写が得意、ブラウザだけで利用可能

  • 注意点:Microsoft側の商用利用規約が不明瞭。個人・非商用推奨。

  • おすすめ:アカウント一つで手軽に試したい趣味ユーザー/課題利用者

3‑3. Leonardo.Ai

  • コスト:150トークン/日(1トークン=簡易生成1枚)

  • 特徴:無料でも商用利用OK、背景除去や3D化など多彩な機能

  • 注意点:無料生成画像は公開ギャラリーに掲載

  • おすすめ:予算ゼロで収益化したいフリーランサー、小規模ビジネス

3‑4. Adobe Firefly

  • コスト:25クレジット/月

  • 特徴:ライセンス済み素材のみ学習、商用利用に安全

  • 制限:無料版は透かし付き。透かし除去には有料プランが必要

  • おすすめ:練習用に安全な素材で安心して使いたいデザイン入門者

3‑5. SeaArt.ai

  • コスト:150スタミナ/日(1枚あたり1~2スタミナ消費)

  • 特徴:ユーザー作成のLoRAが豊富、動画生成ベータ機能あり

  • おすすめ:アニメ風イラストを大量生成してSNSに投稿したい人

サービス 無料枠 商用利用可否 初心者難度 教育利用に向く?
Stable Diffusion 無制限 ★★★★☆ △ (PC性能次第)
DALL‑E 3 実質無限 ★☆☆☆☆
Leonardo.Ai 150枚/日 ★★☆☆☆
Adobe Firefly 25枚/月 〇*透かし ★☆☆☆☆
SeaArt.ai 150枚/日 ★★☆☆☆

4. AI画像生成を安全に使う4つのコツ

  1. 著作権を確認…素材の二次使用ルールを守り、無断販売を避ける。

  2. 肖像権に注意…他人の顔写真を加工・公開する際は許可を得る。

  3. 個人情報を伏せる…生成ログに住所や氏名を書かない。

  4. AI使用明記…展示や発表では「AI生成」やツール名を明示。


5. 目的別おすすめツール (まとめ)

目的 ツール 理由 はじめ方 (3ステップ)
気軽に試したい DALL‑E 3 / SeaArt.ai 登録だけでOK、スマホでもサクサク動く ①ログイン→②プロンプト入力→③生成&保存
プロジェクト・課題制作 Leonardo.Ai 商用OK、毎日150枚生成可 ①アカウント登録→②トークン確認→③生成&公開設定
プロ品質の納品 Midjourney Standard 無制限Relax+高速Fastで納期に強い ①Discord参加→②プラン契約→③プロンプト調整&生成
自由度重視(高度制御) Stable Diffusion LoRA/ControlNetなど完全カスタマイズ可能 ①環境構築→②モデル追加→③細部設定&生成
機密案件・大量生成 Midjourney Pro/Mega Stealthモードで非公開、商用利用権も安心 ①Pro/Mega契約→②–private設定→③高速大量生成

6. まとめとこれから

  • 無料トライアル頼みの時代は終了:今後は「時間=コスト」「プライバシー=価値」という考え方が定着。

  • クラウド型 vs オープンソース:UIの簡単さを追求するサービス型と、自由度&低コストを追求する自作型が並立。

  • 選ぶ基準は3つ:「用途」「生成枚数」「公開範囲」を明確にしてから契約を。

次に読む : プロンプト作成が10倍うまくなるコツ集(無料PDFダウンロード)
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行動チェックリスト

  • まず無料ツールで10枚作成

  • ベストツールが見つかったら有料プランを比較

  • 商用利用なら規約を厳密に確認

  • 生成データはバックアップ

このガイドを参考に、自分の目標と予算に合ったツールを選び、AIクリエイティブを楽しんでください!

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